新春2題(平成30年元旦)

◆「人生100年時代」
昨年の初秋、「人生100年時代」という標語を、英国から来日されたMs.リンダ・グラットンさん(ロンドンビジネススクール教授)がもたらした。やや抽象的だった安倍内閣の重点項目の1つ「働きかた改革」に、突如として明るい具体的な光を投じた。現役時代が80歳または85歳まで続き、その後は社会貢献の余生となるとのことだ。面白い、やってみようではないか。

◆「人口減少の多死時代」
こちらは厄介だ。戦後の高度経済成長の「良いこと尽くめ」から逆転し、「悪いこと尽くめ」になるという。今の豊かで快適な生活は、あと数年で蝋燭の最後の炎のように消え入るというのに、人達の「ノー天気」ぶりはどうだ。医療も延命、延命で、真面目に「終末期」に向き合わない。こんな状態で「多死時代」に対応できるのだろうか。